平ワッシャー
小ネジやボルトなどを締め付ける際に、座面と締結部の間に入れます。
ネジの下に挟み込むことで、ネジの着座面積が大きくなり、被締結物にかかる面圧を均一にすることができます。
これにより、被締結材を傷つけないようにしたり、ネジの緩みを抑える効果を期待できます。
スプリングワッシャー
スプリングワッシャーは「ばね座金」とも呼ばれます。
締結時にボルトとナットなどの間にはさんで締めつけると、切り口部分がおさえつけられて変形し、その時に生じる反発力によりゆるみ止め効果を発揮します。
ソトハワッシャー
ソトハワッシャーは、締結の際に外側に立ち上げた歯が被締結物に嚙みこみ、ゆるみ止めの効果を得ることができるワッシャーです。アース端子の取り付け部では、電気的な導通確保のためにも使用されます。
外側に歯のあるものをソトハ・内側に歯のあるものをウチハと呼び、ソトハはウチハよりも歯数が多く、ゆるみ止めの効果が高いとされています。
ウェーブワッシャー
ウェーブワッシャーとは波型バネ座金を指します。円形上の薄板に波をつけたもので、スペーサー用バネとして広く利用されています。
用途としては、部品のぐらつき防止、荷重がかけられた時の緩衝、ゆるみ止め等が挙げられます。